4月1日。エイプリルフール。

新年度スタートの日なので、色々とご挨拶やメッセージを送りたいところですが
日が日なので、正しく情報が伝わるかどうかを懸念して、ちょっと気後れ。

かわいい嘘、おもしろい嘘は、聞いている側も嘘だとわかった上で受け取っているので
それはそれでネタとしてはユーモアがあっていいですよね。
それもまた、お互いの関係性や、情報共有のさじ加減。

自分ではユーモアのつもりでも、相手にとっては深刻な事態を引き起こしてしまっては
元も子もありません。

とはいえ、日本語には「嘘も方便」という言葉もあり、嘘=悪、という図式には
必ずしもならないようでございます。

先日、友人がこんな事を話していて「なるほどな」と思ったことがありました。

その方は、たとえ自分が既に知っていることでも、知らない振りをすることがあるのだそうです。

「その件について、わからないので教えてもらえますか?」と。

相手との会話の中で、自分が知っている知識を伝えるのではなく
相手の方に説明をしてもらうのだそうです。

別に相手を試している訳ではありません。
そうすることで、相手は気持ちよく話をすることができるし、
自分の知らなかった内容にまで話が広がったりすることがあるからだそう。
(※その方は頭の回転が早い方なので、誰にでもそういう態度を取っている訳ではありません)

自分の中にはその考えはなかったので、なるほどな〜と思った次第でした。

自分が知っている情報を持ち寄って、似ているところ・違うところから話を広げるのではない
コミュニケーションの取り方ですね。

ついつい、自分も知っているからと話をしたり、自分の考えを押し付けてしまいがちなところを
あえて、まず相手に水を向けて相手の考えを引き出してみる。

知らない振り、無知の振りをするってすごく難しいと思います。
それでも、あえて。そういう立場で接してみる。

その場の関係性を作り上げるための一つの嘘。
道化師役に徹する事でできる関係性。
戦略としての嘘、ですね。