授業の最後にサプライズ。

「先生、一年ありがとうございました!これ!!」

まさか、まさか。
寄せ書きの色紙をいただいてしまいました。

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中身は内緒。

「先生、泣く?泣いちゃう?」
と聞かれましたが、泣きませんでした。

「すごく嬉しいです。泣きそうなほど嬉しいけど、泣かない。」

笑顔で、ありがたく受け取りました。

1人ひとりからのメッセージがありがたく、嬉しい気持ちとなりました。

正直、授業は試行錯誤で、どんな授業を私ができるのだろうかと
悩み、考え、生徒のみんなに相談しながらの時間でした。

進学校で、偏差値の高い難関大学へと進む生徒達に
現代文として何を教える事ができるだろう。

前年度、彼らを教えていた先生にも相談したりもしましたし、
アクティブラーニングについて、賛否を生徒達に問うたりもしました。

現代文って何なのだろう?
高校国語科指導要領を何度も何度もめくりながら、
そもそも私は、これらの文章から何をどう教えるのか。

もっと国語を身近に感じてほしい。
梶井基次郎の『檸檬』の時にはレモンを実際に触りながら授業をし、
小林秀雄の『無常ということ』を扱ったときには、中原中也の彼女との三角関係の話から
文学史や詩について復習がてら、単元の繋がりを意識しながら授業しました。

好きな本、おススメの本もたくさん紹介しました。
個人的に森鷗外、夏目漱石、川端康成が大好きなので
それらの本が自分にとってはどういう影響を与えたのかを話したり
その時のベストセラーの本や、扱っている単元の作者の他の本を持ってきたり。

ちょうど倫理で扱っている内容とリンクする時には
倫理の先生に教科書を貸してもらって、解説したり。

文学史を説明するために、日本史の教科書から年表を印刷して
『舞姫』が発表されたのは板垣退助が自由民権運動を行っているときと
リンクしてるんだよ、なんて話をしたり。

哲学の単元を解説するときには数学からベン図を使って
言語の定義を説明したり。

使わなかったけれども、世界史のでっかいポスターも買ったんです…
『舞姫』の航路を目で見たら、どんだけ凄い事かと実感できるかと思って。

どうやら、ちょっとこれまでの先生方とは違った授業になってしまったようですが
学びって、一つの科目で簡潔するものではなく、いろんな知識が集まってこそ
理解が深まるんだよ、ということを伝えたかったのです。

それは、私が大人になって「学びって面白い!」と思えたきっかけが
こういう科目を越えた繋がりに気付き、点が線になり、面になったからでした。

こうやって、みんなと一緒に現代文を学ぶ機会をくれて
私の方がみんなに「ありがとう」を伝えました。

本当にありがとう。

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