ある一言で胸が暖かくなったり、励まされたり、
そういう経験は誰しもあると思います。

昨日は『言葉の力』という評論文を元に
志村ふくみさんの特別展についてご紹介しましたが、
きっとキャッチコピーのように短い一言というのもまた
大きな影響力があるのではないかと思います。

夏に出会った、こんなキャッチコピーがあります。

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駅ビル商業施設、ルミネの広告です。

はじめて見た時は、すごくドキッとしたことを覚えています。

もしかして、私、退屈な女になってるかしら?
退屈ってどういう事だろう?
このキャッチコピーで訴求したいことって何?

…頭でっかちになるんじゃなくって、おしゃれもしようかな…
とアクセサリーを買って帰った私には、直球ど真ん中なキャッチコピーでした。

このルミネの広告はいつも素敵なものが多く、
目に止まっては看板の写真を撮っていたものです。

「生まれ変わるなら、またわたしでいい」
「風はすべて追い風。わたしがどこを向くかだ。」
「魅力的な欠点がひとつあれば どうしようもなく愛される。」
などなど。

広告のキャッチコピーの凄さについては、
かつて言葉のセミナーで扱った事があります。

具体的な事は何も書かれていない。

抽象的であればあるほど、その具体的なエピソードは
そのキャッチコピーを見た人に委ねられ、
意味づけが自由になされることとなる。

その結果、キャッチコピーはその人に寄り添い
意味深いものとして、心に残るものになる。

あるキャッチコピーを取り上げて
そこから何を連想するのか、それぞれの意見を語ってもらい
そのギャップを楽しむという事もしてみました。

キャッチコピーを1つ考えるって、とても大変な事だと思います。

コピーライターの方って、本当に凄いなぁ。

ルミネ2016年秋広告メイキング
http://magazine.lumine.ne.jp/?p=61172