お習字をしていると、書き順と筆の運びに意味があるということに気付かされます。

これは手書きだからこそ、気付けることなのかもしれないです。

というのも。
先日の中間テストを採点していて、とても興味深いことがありました。

漢字の書き間違いが多い。

しかも、ちょっと間違えた、ということではなく
テスト問題に正しい漢字が書かれているにも関わらず
その漢字を書き間違える、という事態。

きっと、頭の中にある文字をそのまま書いてしまったものと思われます。

間違った漢字を、間違ったまま覚えてしまっている。

例えば、「ひょう」という言葉。

「氷」と書くところを、「永」と書く。

雑に書いてしまったから漢字が崩れたのではなく、そういう漢字だと思っている。
しかも、それが1人や2人ではない。

なぜでしょうね?

まず意味が違う。
そして、書き順も違う。

それでも、その漢字に対しての違和感がない。

そのことを考えていたら、前にあったこんなニュースを思い出しました。

「北千住」が「北干住」!?
http://j-town.net/tokyo/news/localnews/209499.html?p=all

ちょっとした誤植なんです。
その時は笑い話の1つにしか思っていなかったんです。

日本語って、繊細ですよね。
「ソ」と「ン」、「ジ」と「ヅ」って本当に微妙な違いしかないもんね、なんて。

いやいや、実はこれ、もっと深刻な識字の話なんではないのかしら?と。

例えば、帰国子女でインターナショナルスクールに通っているお子さんにも
時々見られる傾向だったりします。

「国」という漢字。
「口(部首・くにがまえ)」ではなく「□(四角)」を書く。

書き順という概念がないから、あっても覚えるには難しく、まずは形をマネするところから。
「見た目は一緒でしょ?何が違うの?」という反応をされる時があります。

なんとなく、この反応と同じものを感じたのです。

PCやスマホが普及して、文字を手書きで書くことが少なくなって
文字をひとつの図として認識するようになってきているのではないか、と。

とても興味深く観察しております。
文字の認識と、漢字の成り立ちと。
調べてみたい事が、またひとつ・ふたつと増えてきました。