午後からチュートリアルを担当させていただきました。

情報伝達。
開発をする時、クライアントからこういったものを作って欲しいと要望を受け
こういったものを作って欲しいと開発の方々に伝えていく。

こうした時、情報伝達に齟齬があると、開発スケジュールにも影響は出ますし
一緒に仕事をしている人たちの精神衛生上もあまりよろしくはない…

じゃあ、どうしたら?
というのを、言語技術教育の観点から提案しつつ、体験してみようというものでした。


(友達が写真を撮ってくれました。ありがたいです〜)

何をするのか。

まずは、私たちの脳はどうやって情報を処理しているのかという、脳科学的なところから
説明をスタート。

私たちが情報としてインプットしているものを脳が全て処理しきれているわけではありません。
削除・歪曲・一般化と無意識のフィルターを通って、自分にとって重要と思われる情報のみを
情報として処理します。

ということで、まずは情報のインプットから。
「観察」です。

ここで全員に同じお菓子を配って、5分間それを観察し、気づいたこと・分かったことを
手元の紙にメモをしていきます。

もちろん、食べてもOKです!

五感を使って、自分はどんな情報を得ているのかを見える化していきます。

消費期限に目をつける人もいれば、包装の素材に目を向ける人もいます。
パッケージに「サクサク」と書いてあるからと実際に食べてみる人もいます。

同じ5分間・同じものを見ても、私たちが得ている情報は違いがある、と
気づいて欲しかったのです。

それはなぜか。
情報を伝達するとは、自分の頭の中と相手の頭の中のイメージを一致させることだからです。
全て一致させる必要は当然ありません。
必要な情報を一致させるのですが、自分がどんなに伝えたと思っても
それが相手に伝わっていないのであれば伝え方を変える必要があります。

そのためには、自分と他者は情報のインプットのアンテナが違うんだという前提条件を
分かっておいた方が伝え方を変えるときの材料になるからです。

自分が伝えやすいように伝え方を変えるのではなく、
相手が受け取りやすいように伝え方を変えていく。

当たり前のようでいて、これが一番情報伝達の肝になるのではないでしょうか。

(後編に続く)