チームで仕事をしているメリットの一つに「作業を分担することができる」というのがあります。

自分一人で仕事をしているのであれば、一から十まで全て自分で決めて
全てを自分で実行しなければなりません。

それは決定権が自分にあるので、自由度は高いと言えます。

私自身、自分で全てやってしまう方が気楽ではあるのですが、
やはり大きな仕事になればなるほどそうはいかず、
むしろそこにチームワークの醍醐味があるような気もします。

意見も、価値観も、違う人たちと何か大きな一つのものを創り上げていく。

そして、チームですから、いろんな人がいます。

「こっち、よろしく」と言いつつも、決して「よろしく」できない人も…
仕上がったものに対して、全てを自分の判断で良し悪しを決めて、結局その人が手直しをし
最終的にはその人流のものになってしまっている。

人に任せることができない。

「やっぱり、俺がいないとこのチームはダメだなぁ」
なんて言っちゃう。そういうダメなチームにしているのは自分だと気付かずに。

教育の機会を自ら奪っているのです。

経験も、立場も、それぞれ違うので「自分がやった方が早いのに…」と思う仕事を
別の人、しかも不慣れな人が担当するということはよくある事です。
そこにはお互いに教育的意味合いがあるものです。

失敗することもまた、経験です。
自分ができるから、と相手の仕事を奪っていたのではいつまで経ってもその人はできるようになりません。
相手の仕事を奪って悦に入っている限り、自分の経験は広がっていきません。

子育てに例えると分かりやすいでしょうか。
算数が苦手な子供がいたとして、お母さんが代わりに宿題をやってあげちゃ、その子はいつまで経っても算数を自分の力で解けるようにはなりません。
そして、お母さんが代わりに宿題をやっている間、家事はストップしています。

任せるって勇気がいります。

だけど、そこには相手に対する信頼もあるのだと思います。

「あなたなら、きっとできる」

能力に対する信頼ではなく、存在に対する信頼。
お互いにそう思える人達とチームを組んでいきたいものです。