高校3年生は、今日が最終授業。
期末テストが終わったら、各自受験や次の進路に向けての取り組みがはじまります。

授業時数の関係で、他の先生から授業を譲ってもらい
7限目の現代文が、本当の本当の最終授業となりました。

せっかくなので。

私の想いとしては、高村光太郎の「道程」全文を紹介したいところでしたが
もっと次に繋がるものは何かな?と考えて、コンセンサスゲームを行うことに。

コンセンサスゲーム、宇宙で検索すると出てきます。
あなたの乗った宇宙船が故障により月面に不時着してしまいました。
300キロメートルほど離れた母船に辿り着くために、今在る手持ちの15個の物に
優先順位を付けましょう、というもの。

グループ活動です。
トランプを使って4人グループになってもらって、ひとりのときの答えと
グループで出した答えとの擦り合わせを行う、と。

プリントを配ったときに
「あ、これやったことある!」という発言も。

「どこでやったの〜?」
と聞くと、
「留学した時、オリエンテーションでやった」
とのこと。

私の意図としては、結果を知っていても別に構わないので
そのまま取り組んでもらいました。
「順番、覚えてる?」
なんて、ちょっかい掛けたりして。

なぜかというと、知識や情報を知っている上で、どうやってグループワークを行うか?
という事も大事なことだと思うからです。

知っている、という人がいればメンバーはその人に頼りっきりになってしまうかもしれません。
それで良いのでしょうか?

知っている立場で、どうメンバーと関わるのでしょうか。
上から目線なのか、協働を育むのか。それだって違うことでしょう。

結果、そのグループは答えありきで進んだので、グループメンバーの中に前提条件を
理解できていなかった人がいたことが最後に分かりました。
「え、これって母艦から地球に帰るの?こっから月を飛び出して地球に帰るのかと思ってた!!」

みんな、大爆笑。
「どうやって、帰んねん!」

いいんです、それで。
自分がどう関わって、どういう答えを導こうとし、結果どうなったのかに自ら気付く。
それがこの学びの中では大事な事だと思うからです。

気付きに正解も、優劣もありません。

最後まで笑いの絶えない授業でした。

まとめとして。

なぜ、私たちは学ばねばならないのか。
それは、私たちは決して独りで生きているわけではないから。
大学生になるということは、それぞれの専門分野の知識を身に付けるという事です。
その知識を今日のゲームのように持ち寄って、答えのないところに解を見つけていくためです。

なぜ、国語が重要なのか。
それは、自分考えをまとめ、意思を伝えるツールとしての言語を使ってはじめて
相手と意思疎通を行うことができるから。
どの分野に進んでも、論理的思考やプレゼンテーション能力は求められます。
現代文では「筆者は何を考えているか」を紙上に書かれている文書から判断しましたが
これからはリアルタイムでのやり取りの中で、適切に判断する必要が出て来るでしょう。

現代文の授業が好きだった人も、苦手だった人も、
これからは生きた、生の国語を扱っていってください。

みなさんの、これからのご活躍を心より応援しています。

そう伝えた、最後の授業でした。