教師同士が仲良くしているので、職員室の中では和気あいあいと
他の科目の先生とも授業内容の意見や情報の交換をしています。
森鷗外の『舞姫』では、「自分が高校生の時に教わったわ〜、難しかったわ〜」
という感想が出たりしながら、私からは「こんなマンガを教材として紹介してるんですよ」
なんて話をしたりして。
そしたらですね、こんなおもしろい本を紹介してもらいました!
な、なめこ!!
すごいんですよ、この本。
登場人物が全部、なめこ、なめこ、なめこ。
いろんな文学作品が紹介されているのです。
この本1冊を読み終わる頃には、頭の中に「んふ」が
こだまするような気がしてきます。
すごい、その一言に尽きます。
なにが凄いって、クオリティがめちゃくちゃ高い。
あらすじだけを簡単にとっているのではなく、
ちょっとしたディテールや、他のマンガでは見逃されがちな
重要だけれども、一言で終わっているようなポイントを
丁寧にすくって描かれているのです。
しかも、各作品の最後に文学紹介があるのですが
それがまた国語教師の視点から見ても秀逸で。
なめことおもって甘く見たら
とんでもない事でございました。
これもひとえに、他の先生との意見交換があったからこそ
教えて頂けた一冊です。
かなり気に入って、全巻購入する勢いです。
というか、5巻まで出てるって、本当に凄いですね…