上野の東京国立博物館にて開催されている「禅 −心をかたちに−」展を見に行ってきました。

禅に関する様々な展示を見ながら、生活に根付いている禅の心には何があるだろうか?
そんなことを考えていました。

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最も心に残ったのは、
「仏になるのではなく、自分の内側にある仏性に気付くこと」
というもの。

これ、きっと仏に限らないだろうなと思うのです。
資格としての職業、は別として。

「クリエイターになるのではなく、自分の内側にあるクリエイティビティに気付くこと」
こう置き換えても、何ら違和感はありません。

職業柄、将来なりたい職業についての相談を受けることもあるのですが
何になるかが大事ではなく、どうあるかの方が大事なような気がするのです。

例えば。
お笑い芸人やユーチューバーになりたい、というのであれば
自分の内側にある笑い、に気付くのもいいかもしれない。

カウンセラーになりたい、というのであれば
まず相談される人になるためには、どんな人がいいのかを考えるのもいい。

職業に拘るのではなく、その職業を通して自分が何を伝えたいのか
何を欲しているのか、どう他者と関わりたいのか、そんなことを考えてみるのも
いいんじゃないかな、と思うのです。

それは自分もしかり。

教師になりたいと、ずっと思っていましたが
教壇に立ちたいというよりは、自分が好きなものを
「これ、めっちゃおもしろいよ!」と
伝えたいという気持ちが強い、ということに気付きました。

その好きなもの、が言葉や国語や本だったので
教師という選択肢が最も一般的というだけであり
こうやって、ブログを書けていることだけでも
十分に幸せだったりします。

もっとその質を高めるために。

生活のひとつひとつを丁寧に行うこと、
今、目の前にあることに向き合うこと。

悟りを開くのは、きっと簡単じゃない。

だからこそ、禅の修行は奥が深いのでしょうね。

(続く)