『猫は後悔するか』という単元から。

私の授業は、生徒達との掛け合いのようにして進める場合もあります。

生徒「先生が後悔してる事ってありますか?」

私「うーん、もっと勉強しておけば良かった、という事でしょうか…」

生徒、ブーイング。

私「そうねぇ。制服デートしたかったなぁ」

生徒、沸き立つ。

こういう、ちょっと下らないような内容から、単元の話を自分の身近なところに
もってきてもらいたいなと思うのです。自分事として考えて、文章と出会ってほしいので。

なんで、この話をしたかというと、高校3年生で残り少ない高校生活を
どう過ごしたらいいか、を考えてほしかったから。
受験で頭がいっぱいになっているかもしれないけれど、
それでも、今しかできない事ってなんだろう?って考えるきっかけにしてほしかったのです。
制服デートをするかしないか、という表面的な話ではなく。

そういう意味で、自分のダメなところも結構生徒に話をしたりしています。
いろんな後悔の話を。
私が一方的に生徒に話すのではなく、生徒から話してもらえるような立ち位置でありたいと
思うからです。その為に胸襟を開く、というか。

いろんな教師像がありますので、これがベストではないですが、
自分にとってはベターなんです。

授業の最後に、生徒からこんな質問がありました。

生徒「先生、幸せですか?」

私「幸せですよ、自分にできることしかしていないですから。」
「ごはんは美味しいし、お布団はぬくぬくしてるし。幸せです。」

聞かれて、ぽろっと出た言葉ですが、本当にそうだと思います。

向上心を持ってできないことに取り組むのも大事ですが
今自分にできる事を丁寧に行うことも大事なこと。

まだまだ未来ある生徒達にはいろんな事に挑戦してもらいたいと思います。
失敗したっていいし、諦めたっていいし、うまくいってもいいし、ずっとやり続けたっていい。

ある程度、いろんな事に挑戦し続けていると、自分の向き不向きが分かるようになってくる。
不向きがある事が悪いんじゃない。向いている事があるのが素晴らしいこと。
それに取り組んだらいいんじゃない?

凄い人であろうとしなくても、日々の生活の中から幸せは見つけられるんだよ。

なんてことを、生き様として表現できたらいいな。