まっくら闇の中。

見えないものを見、見えないものに触れる。

「ダイアローグインザダーク」に行ってきました。

HPはこちら。
http://www.dialoginthedark.com/

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完全に視界を遮断された空間の中で、人は何を見て、どう行動するのか。

そんな事を知りたくて。

とにかく、圧倒されるほどの暗闇。
目を開けているのに、真っ暗。
アイマスクのように、外したら見えるというものではなく
空間そのものに光がない。

不思議なものですね。

それでも、見よう見ようと、眼を使っているのを感じます。

おもしろいなぁ、と思いました。

見えないのにね。
見よう見ようとするあまり、脳が自然と自由にイメージを構築するんです。
見えていないのに、見えている気になる。

いろんな体験をする中で、「見る」ってどういうことなのだろうか、と
自分の中での対話がはじまりました。

私は日々、何を見ているのだろう。

見ているのではなくて、
ただただ目に映っているものを無自覚に受け取っているだけなのではないだろうか。

見たいものを見たいようにしか見ていないのではないだろうか。

それって、見ているといえるのだろうか。

 

かつてカウンセリングの勉強をしていた時に、
クライアントの非言語を見る、ということを教えてもらいました。

それはまるで「診る」という行為でした。

語っている話の内容ではなく、それを語っているときの
筋肉や血色の変化をよく観察するように、と。

そこからクライアントの情報が溢れ出ているから、と。

相手をよく見るということは、相手に関心を持つという事です、と。

自分の事しか考えられないうちは、相手を見ることなんてできませんよ、と。

見よう、見ようとしすぎるがあまりに、凝視しすぎて相手に怖い思いをさせてみたり、
トレーニングの後は頭痛と目眩がして目を開けられなくなってみたり、
そんな事を思い出していました。

今、視界が遮られている。
でも見えていないけど、見えているような不思議な感覚。

貴重な体験でした。

(続く)