今月も行いました、読書会。

『省察的実践とは何か』ドナルド・A・ショーン

今回は年の瀬ということもあり、少人数6人での開催となりました。
人数が少なめなので、場所は千代田図書館の会議室にて。

毎回恒例の、最近読んでいる・気になっている本の紹介からスタート。
いつもこれで1時間くらい掛かってしまうので、今回はコンパクトに。

時間だけを考えるならば、やらないという選択肢もあるかもしれないけれども
振り返ると、この読書紹介の時間がとっても有効に働いているので
ここは毎回やっていきたいところです。

意外に読書会の途中で、これってさっき話していた本と繋がりませんか?
という場面があったりするんです。これがね〜、いいんですよ〜。

結局、省察的実践について語っているのだけれども、それはある意味
多様な物の見方から、どう省察を深めるかということでもあったりします。
正解はなくて、自分の業界だったらどうなのか、自分はどうするのがベターなのか
それを模索して実践して、また省察する。
そのループの中にあって、自分がアンテナを立てている所(今回は本)から
有益な情報を見つけたり、類似点を見つけたりすることって自分の引き出しを
増やすという意味でも大いに価値のあることだと考えます。

他の参加者の方が紹介してくれた本から学びを得るということもまた
読書会に参加している醍醐味の一つだと思います。

今回は作業療法士の方がはじめましてだったのですが、とてもおもしろい展開となりました。

省察を深めるためには、まず気付く必要がある。何に気付くのか。
自分が当たり前だと思っていることが、他人にとっては当たり前ではないということに。

例えば。
靴の中で、足はどうなっているのか。
全部床についていると思うでしょう。
ですが、実は指先はちょっと宙に浮いているんです。

自分は足の裏が全部付いているものだと思い込んでいるけれども
他人から見たら、そうではないことが見えている。
その状態で「足の裏を全部付けてください」と指示を出されたら
「付いていますけど!」と言いたくなる。
リハビリの場でも、身体が斜めの方に「身体をまっすぐにしてください」と言うけれども
何らかの影響で曲がっている状態を「自分は身体をまっすぐにしている」と思っている可能性もある。

そういう差異に気付いていく事が大事なんじゃないかという話で盛り上がりました。

じゃあ、どうやったら差異に気付けるんだろうね?と。

おもしろい話がてんこ盛りの読書会でございます。